ブログ一覧に戻る
業界ニュース
1分で読めます

インドネシア人エンジニアの採用費用のリアル【2026年版・内訳付き】

TK

Team KakehashiX

2026年7月9日
9
インドネシア人エンジニアの採用費用のリアル【2026年版・内訳付き】

日本でインドネシア人エンジニアの採用を検討していますか?「コストはいくらか?」という問いへの正直な答えは、「継続的な費用は多くの企業が想像するより少ない」です。エンジニアは技人国ビザ(監理団体が不要で、毎月の支援費用も発生しない直接雇用の在留資格)で就労するためです。予算の中心は給与と、いくつかの一度きりの初期費用に絞られます。以下、2026年版の全体像をご紹介します。

要点

  • インドネシア人エンジニアは技人国(「技術・人文知識・国際業務」)ビザで就労します。直接雇用であり、組合(監理団体)も毎月の支援機関費用も不要です。

  • 最大のコストは給与です。法律上、同じ職務に就く日本人と同等の水準でなければなりません。

  • 一度きりの費用(採用、ビザ/在留資格認定証明書(COE)の申請、赴任)は、職位や採用方法にもよりますが、1名あたり60万〜200万円の範囲に収まるのが一般的です。

  • 特定技能(SSW)ルートとは異なり、ビザの有効期間中ずっと予算を圧迫する月額2万〜3万円の支援費用はありません。

コストの内訳

エンジニア採用にかかるすべての費用、その発生タイミング、2026年に見込むべき金額は次のとおりです。

  • 年間給与(継続): エントリーレベルで500万〜600万円、中堅で600万〜1,000万円、シニアや希少スキル職で1,000万円以上。法律上、同じ職務の日本人と同等でなければなりません。

  • 雇用者負担の社会保険(継続): 給与の約15%。これは日本人従業員を雇用する場合と同じ負担であり、「外国人採用だから」という上乗せ費用ではありません。

  • 採用/紹介手数料(一度きり): 専門エージェントの定額制、または従来型エージェント経由で年収の約30〜35%。最も変動が大きく、最も節約できる余地があるのがここです。

  • ビザ/在留資格認定証明書(COE)の申請(一度きり): 行政書士に依頼する場合で10万〜15万円。自社で申請すれば費用は抑えられますが、その分チームの手間が増えます。

  • 赴任費用(一度きり): 10万〜40万円。国際線の航空券、当初の住居手配、保証人・仲介手数料などを含みます。

  • オンボーディングおよび語学・文化サポート(一度きり/初期): 内容により変動。任意ですが、定着率と強く結びついています。

  • 月額の支援機関費用: 0円。技人国ビザには該当しません(これは特定技能(SSW)に限った費用です)。

1. 給与 ― 予算の中心となる金額

日本で働く外国人エンジニアは安い労働力ではありませんし、そもそもそうあるべきでもありません。技人国ビザでは、給与が同じ業務に就く日本人と同等であることが求められます。2026年の東京の人材紹介会社の給与ガイド(例:ロバート・ウォルターズ・ジャパン)を参照すると、IT職は全体で500万〜2,000万円に広がります。エントリーレベルで500万〜600万円前後、中堅でおおむね600万〜1,000万円、シニアや専門職(クラウド、セキュリティ)、管理職で1,000万〜1,500万円以上、グローバル企業の上級管理職では2,000万円を超えます。給与は正直に見積もりましょう。低く抑えることは定着リスクになるだけでなく、技人国が日本人と同等の給与を要件とする以上、ビザ申請そのものを不許可に導く可能性があります。

2. 採用 ― 実際にコントロールできる費用

企業が知らず知らずのうちに使いすぎてしまうのがここです。日本の従来型の人材紹介会社は、初年度年収の30〜35%を請求することが多く、年収600万円の採用であれば1名あたり180万〜210万円になります。専門のクロスボーダー・パートナーはより低い定額制で対応することが多く、これが総コストを左右する最大のレバーとなります。

3. ビザ/COEの申請 ― 少額かつ一度きり

雇用者が在留資格認定証明書(COE)のスポンサーとなり、候補者はこれを用いてビザを取得します。行政書士に依頼する場合は通常10万〜15万円、自社で申請すれば費用は抑えられますが、チームの手間は増えます。実務上、COE段階にはおおむね1〜3か月を見込み、内定から来日までの全体的なスケジュールは約4〜8か月となります(出入国在留管理庁は処理期間を保証していないため、あくまで実務上の目安としてお考えください)。

4. 赴任 ― 航空券、住居、生活の立ち上げ

海外からの採用者は、実際に移動する必要があります。航空券(5万〜15万円)に加え、当初の住居手配を見込みましょう。日本の礼金・敷金・保証人の要件により、最初の住まいは初月が最も高額になりがちです。ここでのサポートは、新しい人材がどれだけ早く戦力になるかに直結します。

具体例:中堅のインドネシア人エンジニア

年収600万円の中堅エンジニアの場合、現実的な初年度予算は次のようになります。

  • 給与:600万円

  • 雇用者負担の社会保険(約15%):90万円

  • 採用(専門エージェントの定額制 対 約30%のエージェント):約60万〜180万円

  • COE/ビザ申請:12万円

  • 赴任・生活立ち上げ:25万円

  • 初年度合計:約790万〜910万円。このうち約690万円は、どの従業員にも支払う給与+法定保険です。

2年目以降は「外国人採用ならではの上乗せ費用」は実質的に消えます。継続的な支援費用も、再紹介費用もありません。だからこそ、定着(後述)が実質的なコストにとって非常に重要になるのです。

特定技能(SSW)ルートとの比較

もし16の人手不足分野に該当する特定技能(SSW)で採用する場合は、労働者1名あたり月額約2万〜3万円の登録支援機関費用が上乗せされます。年間で約30万円、しかも毎年です。技人国のエンジニアはこれを完全に回避できます。(ルートごとの詳しい比較は、直接雇用 対 エージェント費用、および特定技能 対 技人国 対 育成就労のガイドをご覧ください。)

よくある質問

日本でインドネシア人エンジニアを採用するコストはいくらですか? 給与(職位により500万〜1,000万円以上)に加え、採用・ビザ/COE申請・赴任を含む一度きりの費用として約60万〜200万円を見込んでください。技人国ビザには月額の支援機関費用はありません。

インドネシア人エンジニアはどのビザで就労しますか? 技人国ビザ(「技術・人文知識・国際業務」)です。直接雇用の専門職の在留資格であり、組合や支援機関は不要です。

支援機関への月額費用を支払う必要はありますか? いいえ。月額の支援費用(労働者1名あたり約2万〜3万円)は特定技能(SSW)採用に該当するもので、技人国ビザのエンジニアには適用されません。

インドネシア人エンジニアの採用にはどれくらい時間がかかりますか? 通常、内定から来日まで4〜8か月で、在留資格認定証明書の段階には実務上約1〜3か月かかります。

エンジニアは直接採用とエージェント経由のどちらが安いですか? 採用費用が最も変動の大きい項目です。従来型エージェントは初年度年収の30〜35%を請求することが多い一方、専門のクロスボーダー・パートナーはより低い定額制を用いるのが一般的で、通常これが最大の節約になります。

適切なエンジニアを、適切なコストで

KakehashiXは、直接雇用の技人国ルートで、審査を通過したインドネシア人エンジニアと日本企業をマッチングします。ソーシング、スクリーニング、ビザ調整まで対応し、継続的な支援機関の負担なしに、日本側・インドネシア側の双方で完全にコンプライアンスを満たします。

エンジニア職の固定費用の見積もりを取得 → [KakehashiXの無料相談を予約する。]

出典

著者について

TK

Team KakehashiX

Contributing writer at KakehashiX, sharing insights on Japan-Indonesia professional connections and career development.